新年度あいさつ

 新年度が始まりました。今年度もよろしくお願いいたします。この時期はどこの職場でも新しい人との出会いがあることでしょう。そして、新たな関係を作りながら忙しく新学期に向けての準備に向かわれているかとおもいます。

 さて、いったん目を世界や国内政治に向けたいと思います。ロシアによるウクライナへの侵攻、イスラエルによるパレスチナ侵攻および虐殺、そしてイスラエルと結託したトランプによる国際法違反になるイラン爆撃に端を発する攻撃の継続、その結果としての日本のライフラインであるホルムズ海峡の封鎖など中東情勢の激化です。日本政府はロシアに対する制裁や非難はアメリカの顔色を見ながら主体性なくやっていました。しかしながら国際法違反のイスラエル、アメリカの非難はせずに逆に追い詰められたイランの反撃を非難しています。すでに世界は危機的といえるのではないかと思います。日本国憲法9条は武力による国際紛争の解決を禁じ、戦力の不保持をうたっています。なぜ主体的に平和的解決の道を探り国際的な声明を出さないか歯痒く思っている人も多くいます。そればかりか連日の報道はNHKをはじめ高市内閣の無能さを積極的に改ざんするような内容です。またネットでは「ネトウヨ」と称される市民や外国人に対する人権を踏みにじる内容がはばかられずに流されています。今後、輸入できなくなった石油資源を切り崩した付けが必要な物品や食料の不足として社会情勢の不安定化を呼び起こす可能性が報じられています。どのようになるか予断を許さない今年度のはじまりです。社会全体の危機というべきこの状況は私たちに無関係ではありません。人権が軽んじられる風潮が蔓延している状況に近づいています。戦争は最大の人権侵害です。権利だけではなく根本的な命さへも国家のために差し出すように迫るでしょう。いまこそ憲法9条の理念に基づき戦争に反対し人権を守ることに意識を集中する必要があります。

 ひるがえって教室や職員室、あるいは事務室や保健室での身近な人間関係をみてみましょう。この状況を許せば人権感覚は職場に無くなるか薄れてくると思われます。これまでもあった大きな声を出し、感情を揺さぶれば人は自分の思うように動く、そんなことを学習した管理職や同僚と呼びたくない教員がいました。そんな人たちが増えるのではないでしょうか。そんな不適切な人間関係を糺し職場を健康に保つのが労働組合の役割です。今もそのために声を上げ闘っている働く仲間がいます。ひとりでは闘えなくともみんなで力を合わせてより健全な職場を目指しましょう。

 自分が困ったときだけではなく国際情勢も含め社会や職場の問題を共有し共に闘っていく私たちでありたいと願っています。今年度もよろしくお願いいたします。

                               

都障労組 | 相談できる労働組合

東京都障害児学校労働組合は、東京都の特別支援学校に勤務する職員の労働組合です。勤務時間、休暇、復職、人事異動、ハラスメント等の様々な相談を受け付けています。 日教組につながる一員として、相談活動や要請・交渉にも取り組んでいます。

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